レッドライト治療


レッドライト治療とは

レッドライト治療は、Eyerising(アイライジング)近視治療機器を使い、650nmの赤色光を目に照射することで近視の進行を抑制する新しい治療法です。この光は眼底の血流を促進し、眼軸長の伸び抑制を促します。


承認状況および使用状況

本機器は、30か国以上で医療機器として認可されており、すでに世界中で15万人以上の小児に使用されています。

また、医療機器の品質管理に関する国際規格「ISO 13485」に適合していることが、イギリスの認証機関「BSI」により認められています。

この規格への適合は、医療機器を世界で販売するうえで非常に重要です。

 

以下認可されている主要国の一覧

・ヨーロッパ  CE マーク クラスⅡa

・イギリス MHRA(医薬品・衣料製品規制庁) クラスⅡa

・ニュージーランド  Medsafe(医薬品医療機器安全当局) クラスⅡa

・オーストラリア  TGA(保健省薬品・医薬品行政局) クラスⅡa

・中国  CFDA(中国食品薬品監督管理総局) クラスⅡ

・マレーシア  MDA(医療機器庁) クラス B

・ベトナム  DMEC(保健省・医療機器部) クラス B

国際的に安全性と治療効果が認められている一方で、日本では未承認の医療機器の為、この機器を使用した治療を日本で受ける場合は、自由診療となり、健康保険や高額療養費制度の対象外となります。


使用方法

専用機器をお貸し、自宅で1日2回(朝と夜)、各3分間赤い光を見つめます(週5回の継続が推奨されます)。

  1. コンタクトレンズまたは眼鏡を使用している場合は、外す。
  2. 顔をアイマスクに接触させて、赤色光をまっすぐ見る。
  3. 瞳孔間距離調整ノブを使用して赤色光の発光点が一つになるように合わせる

(下図参照) 

  • 1回の治療時間は3分間で、治療中はできる限り眼をあけて赤色光を見る。
  • 1日の治療回数は2回で、1回目と2回目の治療間隔は4時間以上空ける。
  • 1週間の治癒日数は5日間、最大許容治癒回数は連続7日間で10回とする。

治療効果

  • 近視進行が最大87.7%抑制されると報告されています。
  • 強度近視の児童に対しても、効果的とされています。
  • 一部の患者では眼軸長が短縮し、改善効果が確認されています。

※他の近視抑制治療より、高い効果を示す研究結果もあります。


受診の流れ

※三ヶ月以降は治療効果の確認のため、三ヶ月毎に検査、診察を受けていただきます。


治療スケジュール

適応検査料:16,500円(税込)

ガイドラインに沿って適応があるかどうか検査、診察いたします。

検査項目

  • 視力検査:現在の視力を測定
  • 屈折検査:近視や乱視の度数確認
  • 角膜曲率検査:角膜の湾曲具合を測定し、視力矯正や眼疾患の診断に役立てる検査
  • 眼圧検査:眼球の圧力を確認
  • 眼軸長測定:眼球の長さを測定し、近視進行を評価
  • 細隙灯(前)検査:眼球表面の異常、瞳孔径の大きさを調べる
  • 光干渉断層計検査:網膜や視神経の詳細な構造を画像化
  • 眼位・立体視検査:眼のズレがないかを確認
  • 超広角走査型レーザー検眼鏡検査:網膜全体を一度に広範囲で高精細に観察できる眼底検査
  • 自発蛍光検査:網膜の代謝異常や疾患を非侵襲的に可視化する検査

これらの検査と診察にて、当院の医師が適応かどうか判断いたします。

初期費用:176,000円(税込)

2人目以降の初期費用:55,000円(税

※ご家族様であれば同じ機器をご使用いただけます。

※機器を注文し、後日取りに来ていただく必要がございます。精密機器につき、くれぐれも気をつけてお持ち帰りください。

機器お渡しから1ヶ月後、その後2ヶ月後とご来院いただき、異常所見がないかを確認していきます。

問題なければ、以降は3ヶ月おきの定期受診にて治療効果の確認をしていきます。

 

 治療開始から1年以降3ヵ月毎に5,500円(税込)

検査項目

  • 視力検査
  • 角膜曲率検査
  • 眼圧検査
  • 眼軸長測定
  • 細隙灯(前)検査
  • 光干渉断層計検査
  • 超広角走査型レーザー検眼鏡検査
  • 自発蛍光検査

デバイスを正しく使用出来ているか、使用していて不調がないか等も確認します。

※本人に不調がなくても、異常所見が見られた場合は一時中断か、または本治療の中止をお伝えする場合がございますのでご了承ください


主な適応条件

年齢8歳以上の近視と診断された小児

また、以下の方は対象外です

  • どちらかの眼に視機能異常がある
  • 未熟児網膜症、網膜剥離、若年性黄斑変性症、網膜芽細胞腫などの網膜疾患がある
  • 眼疾患に関わる全身的な異常がある
  • 瞳孔散大(散瞳)傾向の強い場合
  • 斜視がある場合

低濃度アトロピン点眼治療との併用はできません。レッドライト治療の最低2週間前に中止する必要があります。

※オルソケラトロジー、EDOFレンズとの併用は可能です。


その他の費用

Eyerisingは、当院での費用(機器、当院での月額費用)とは別途、機器会社へのサブスクリプション料金をお支払いいただきます。

患者様ご自身で、機器梱包上部に貼り付けされているQRコードを読み取り、ポータルサイトでユーザー登録及びサブスクリプション料金の支払い手続きをお願いいたします。


副作用・注意点

短期的な副作用として、眩しさ、閃光盲、残像が生じることがあります。残像がある場合は3分間眼を閉じること。

5分以上症状が続くことが複数回、確認された場合は本デバイスの使用を中止し当院を受診ください。


レッドライト治療は、赤い光を当てることで近視進行を抑制し、眼軸長の改善も期待できる治療法です。

副作用も少なく、家庭で簡単に実施可能なため、安全性の高い治療として現在注目されています。 

興味のある方はぜひ当院を受診ください。